合宿

'17春山合宿D隊 雪倉岳・朝日岳 バックカントリー

◆山 域:北アルプス

◆日 時:2017/5/36

◆参加者:山本(CL)、竹中(SL)、近藤、松原

◆行 程:

5/3】山本宅5:00発⇒栂池スキー場ゴンドラ乗り場10:00発⇒ロープウェー頂上駅11:00発→天狗原12:20着→振り子沢

→蓮華温泉13:30着(20:30就寝)

5/4】蓮華温泉4:50発→瀬戸川スノーブリッジ6:00着-雪倉岳11:00着(11:30発)-スノーブリッジ12:50着-蓮華温泉14:00

5/5】蓮華温泉4:50発→白高地沢9:30着-朝日岳11:30-瀬戸川鉄橋13:30-蓮華温泉15:00

5/6】蓮華温泉6:30発→天狗原9:00着→ロープウェー頂上駅9:30→ゴンドラ乗り場10:30着⇒山本宅17:00着 

《はじめに》

もう10年ほど前、蓮華温泉の春スキーで仙気の湯に浸かりながら、朝日・雪倉を眺めながら「いつか蓮華ベースで二つの山をスキーで巡りたいね」と言っていた。春合宿でついにその夢の実現にチャレンジだ。

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《5/3》晴れ

 早朝、山本宅に集合。空は明るく快晴だ。中央高速は連休後半のスタートで、早朝から混んでいる。安曇野ICを出て、いつものすき家で朝食。オリンピック道路も早朝にもかかわらず行楽の車で混んでいる。

 栂池スキー場の駐車場は、ゴンドラ駅前の駐車場に満車直前で停めることができた。今回は蓮華温泉ベースだが、自炊にしたためにザックが重い。山本はビール10本、竹中も6本。飲む気満々だ。

 ロープ山頂駅から天狗原目指してシール登高。スノーハイクやら先行をビシバシ抜かしていくがとにかく暑い。頭上では一飛び14千円のヘリスキーが盛んに飛んでいる。頂上を左へ迂回して振子沢への下降点へ到着。荷が重いので白馬乗鞍を経由するのは止めておく。斜面に飛び込むとザラメの雪面。快調に滑り降りて蓮華温泉に到着。小屋の前にスキー板はほとんどなく、栂池からは我々が最初の客だったようだ。荷を置いてすぐに露天風呂へ向かうと、まだ誰もいない。女性が来たら譲ることにして、上の薬師の湯に入ることにする。湯加減もちょうど良く、朝日連峰を眺めながらビールを飲んでまったり。白馬大池から尾根を経由して滑り降りてくる山スキーヤーの滑りを、あーだこーだ言いながら鑑賞。その内、後続の入浴客も増えてきたので宿へ帰り、夕食、大貧民トランプ大会、就寝。

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《5/4》晴れ

3:30に起床。朝食はお雑煮。食べ終えてすぐに準備し外へ出ると、西の空に朝日岳がバラ色に輝いている。滑り出すとガリガリの雪面。温泉からすぐの所で、竹中が雪の溝にスキーのトップをひっかけて転倒。ポールを折ってしまう。戻って温泉の若い女性従業員に頼むと、お客が忘れたポールを貸してくれた。ありがたい、彼女のおかげで歩き登山にならずに済んだ。女神さま観音様!しかし、20分ほど時間をロス。キャンプ場を過ぎ、兵馬ノ平には降りず斜面をずっとトラバースして行く。雪倉ノ滝が見えてきた尾根の末端辺りから、瀬戸川の渡渉点へと滑り降りる。今年は雪が豊富でスノーブリッジもしっかりしている。

雪倉ノ滝の沢を詰め、途中から右へ巻いて滝の上へ出る。そこから斜面が急になる所が何か所かあり、シール登高中の香織さんがずり落ちて立てなくなるハプニング。後続のパーティーに板を揃えてもらって助かるが30分ほどロス。雪が腐ってきたので、途中1か所は板を担いで登る。その後はひたすらシールで登り、ルンゼから尾根へ上がり詰めてようやく山頂へ。一番乗りだと思ったら、4人の登山者がいる。2人は白馬岳から栁又経由で、2人はひょうたん池のベースから北斜面を登ってきたそうな。槍ヶ岳から妙高まで見えるパノラマを堪能して休憩した後は、大斜面を滑走。上部は適度に固く、スキーが滑る滑る。喘ぎながら登る人たちを横目にかっとんで行く。狭いルンゼに入るころから雪が腐って来たが、瀬戸川までそれなりに快適に滑ることができた。

帰路もトラバースルートを通るが、とにかく暑い。テルモスの水が足りず、喉が渇く。途中、山本君がサングラスを落としたことに気づいて探しに戻る。今日はいろいろ小トラブルが起きる。

ようやく宿に帰りつき、すぐに内風呂に入って汗を流す。湯温が絶妙で、トロトロのお湯に疲れがほぐれる。自炊で作ったトン汁もうまく、食当の香織さんに感謝。この日は疲れから早々に爆睡。

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《5/5》晴れ時々曇り

 朝、目覚めると疲れが残っていない。おー、さすが名湯のおかげだ。朝飯を食べ5時には一番で出発。今日も朝日岳が輝いている。6年前の春合宿では、行きのルートを間違えたこともあり、朝日から帰ってきたときはバテバテだった。今日はどうだろう。

 昨日の雪倉へのトラバースルートより下のルートを取り、極力登らずに兵馬ノ平へ滑り込む。瀬戸川への下りも林間を抜けて滑り降り、鉄橋を渡る。今年は雪が多く、鉄橋へ降りるのもそれほど苦労しないで済んだ。白高地沢右岸の尾根に取り付きひょうたん池まで来ると、テントが3つ張ってある。白高地沢には石を組んで水汲み場が作ってあり、飲み水の心配がなくなる。鉄橋は渡らずに、沢の右岸斜面をトラバースしながらシールで登る。急斜面の下に急流が流れ、一番緊張した箇所だ。そこを上がると広々とした台地に出る。先行のトレースがない雪原を気持ちよく登っていく。途中、松原君のシールの糊が濡れてはがれてしまい、テープで板に留める。板が滑らずに歩きにくそうだ。台地の突き当り1800m付近で、2本のダケカンバの大木が生えている斜面を、右に五輪山に向けて登高する。台地に上がると、朝日岳から北東に延びる稜線伝いに斜登高し、ひたすら登っていく。山本選手が先頭でグイグイとコースを作っていく。この人そろそろ還暦だがどこまで体力があるんだか。 

山頂では西からの雲で剣岳方面が見えなかったが、白馬や雪倉、富山平野が見渡せる。6年前に比べ、それほど疲れずに登れたのは体力がアップしたおかげか?絶妙なコース取りのおかげか?

 写真など撮った後、まずは長栂山とのコルへ滑りそこから大斜面を滑走。雪は柔らか目だが、適度に斜度があるのでビュンビュン飛ばし、快適なロングクルージングが楽しめた。途中、白高地沢の日本離れした広々とした景色、青い空を横切る高層雲やそれにかかる虹、まったく人気のないシンとした雰囲気などを休憩しながら味わう。無口の松っちゃんもぼそっと「最高ですね」。山スキーをやっててホントに良かった。

 白高地沢の鉄橋まで戻ってくるとテントが3つともない。朝日では誰にも会わなかったので、そのまま撤収して帰ったようだ。沢に降りて水を飲んでみると、最高にうまい。ゆっくり休んでいると上から人がやってくる。雪倉の北面を滑ってきたそうだ。その人たちの話では、我々の滑った後ろをクマが歩いていたそうだ。全然気づかなかった。

 瀬戸川の鉄橋を渡り、急坂は板を担いで登り返す。兵馬ノ平から蓮華まで、登り返しがないようトラバースルートを取る。ドンピシャでキャンプ場の下へ到着。さすが山本君。6年前に比べて今日は余裕でした。松っちゃんは板が滑らず相当疲れた様子。内湯で疲れを癒し、充実した気持ちで就寝。

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《5/6》曇りのち雨

 予報では昼から雨なのでゆっくり宿を出るつもりだったが、早朝、外で板にシールを張っているともうポツポツと降ってくる。支度をしてカッパを着込み、出発。振子沢に入る頃にはザーザーの雨。その後も、降ったり止んだりを繰り返す。天狗原手前の急斜面では、左斜面のルートを詰めて難なく上へ出ることができた。山本君のクマ勘は相変わらず冴えている。

 ヘリスキー用のポートでシールを剥がし、雨の中を滑走。グシャグシャの雪ながらやっぱり滑りは楽しい。ロープウェーの山頂駅で休憩。ストーブに当たりながら自然保護員のおじさんと話に花が咲いた。こんな雨の中でも登ってくる人がいるのにはびっくりした。

 スキー場へ滑り込み、中間駅までほぼスキーで辿り着くことができた。途中でフキノトウも採れたし。栂池の湯で汗を流し、グリンデルでがっつり肉を、と思ったらお休み。2番手のガストで肉料理をたっぷり食べ、ビールとワインで栄養補給。帰りは満開の桜を見ながらドライブ。松っちゃん、運転ありがとう。10年越しの夢をかなえ、充実した春合宿となりました。

 なお、スキーでの滑走シーンは全て動画なため、ここにアップできないことをお詫びします。




by toyotaalpine | 2017-05-13 18:23 | 合宿

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